偉そうに言うつもりはありませんので
聖職者の皆様に対して、一介の元葬儀屋如きが坊主なんて呼び捨てにして大変失礼なんですが、このブログ上ではいちいち文字にすると長くなるので使い分けています。
宗派によってはご住職と言わない事もありますが、真っ直ぐに神仏に仕えその道を歩まれている方には尊敬の念を込めて総じてご住職と呼ばせていただいてます。
じゃ、坊主とは? それは、葬儀を食い物にしている、酒池肉林が大好きな方を総称してそう書いています。坊さんでも良いんですが、こちとら三日坊主なんで合わせてます。
そりゃね、昭和の頃から30年近く葬儀の世界にいたら、いろんな汚いものを見ますって。同業者然り、そして聖職者の世界にもご住職と坊主が混在するんですよ。
そんな坊主のベストスリーを上げるなら
あえて順序をつけるならこれですかね。まず第3位は「お通夜を5分で立ち去った坊主」。
大阪にあった小さな葬儀会館。そこへ紹介でやってくる浄土真宗の坊主。この人、いつも忙しそうにやってきて適当な法名をつけるんです。
お茶を出すと「今日のは三日坊主ちゃんの担当? これ、お茶でも飲んで」と、5千円とか1万円をくれる。で、「次もあんねん。今日はちょっと早くてもいいか?」ときた。
まあ、大概この人は掛け持ちでやってくるからいつも早いんですけど、この日はえげつなかった。入場して着座したらいきなり焼香しやがった。
で、読経を初めて5分ほどしたら「なまんだぶぅつ、なまんだぶぅつ」といつも聞く、あの終わりのやつやんけと思ってたら立ち上がって一礼をして下がってしまった。
「はっ?」ですよ。仕方がないから、うやうやしくご遺族の前に出て「それではご導師が焼香をされましたありがたい香炉にて、喪主様から順に焼香へお進みください」としか言いようがない。
10人ほどの家族葬での無音の中、厳かな時間がゆっくりと過ぎた、非常に息苦しいお通夜になりました。
坊主ベストスリー 第2位
施行を担当した喪家の満中陰の切り上げの日。団地の階段を上がっていくと紹介した坊主と出くわした。「お世話になります」と、そんな気もないけど一応あいさつ。
この坊主はね、普段から適当すぎるんです。まずね、枕経だけではご遺体の安置場所へは来ない。面倒臭いから必ず、通夜と一緒にさせてくれと言ってくる。
そんな坊主の満中陰の日。喪家宅の窓からその坊主の言動を見ていたら、車のドアを開けて乗り込む前に引き上げた白木の位牌を後部座席へポ〜ンと放り投げた。
「えええっ!」お前、紹介寺と言う事を理解してるか? もしそれを誰かに見られてたらどうすんねん。その見た人が親族やったらどえらい事になるぞ。
と思いながら、喪家の用事を済ませた後、親族のふりをして、「お寺さんがお位牌を投げてはったんですけどー」と、苦情の電話を入れておきました。
坊主ベストスリー 第1位
紹介する寺と葬儀社の間には一応ルールがありまして、お布施の半分は葬儀社へバックとして渡します。省くのは御膳・御車料と中陰のお布施です。もちろん院号も半分バック!
で、その日蓮宗の坊主は何をするかというと、バックが必要な院号ではなく、ありがたい日蓮聖人のお名前の一字を戒名に付けたのを「日号」として、黙って10万円で売るんです。
担当しているこっちは、一人、一人につける戒名なんてさほど気にもしてませんから、日の一字が増えたところで気が付かない。
それで困るのが、後でその坊主に対してのクレームが入った時。読経が下手やったとか、態度が悪いとかを紹介した葬儀社に言ってくる。
その時に報告のない日号10万円を支払った。なんてなると、こっちが坊主と結託してネコババしたと疑われてしまう。
行儀の悪い担当者なら、「センセー。昨日は日号は要らんて言うてましたけど、あれから売ったんで付けてくださいね」と賄賂を要求して、正規ルート?を通らないお金が動くと言う事です。
まあ、何が正規かよくわかりませんけど、そういった方々を私は坊主と呼んでますが、お布施の半分を貰ってる葬儀屋も坊主も同種族ですけどね。
ただ、私の時代もそうでしたが、すでにバックが常態化している葬儀社で働けば、それは会社や団体が給料の一部として組み込んでいる事であって、そこで働く者にとってはどうしようもないという事情だけはご理解ください。

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