ええ歳になってきて思う事
まあ、よく死にます。従兄弟が2人に叔父・叔母が3人。この葬儀すべてをサイドバーにリンクを貼っている後輩の彼に依頼しています。
昔からの業界の慣例として、葬儀を紹介すると一定の手数料(お礼)が発生します。私が業界に入った頃からあったので、もっと前からあるんでしょうし、今もあります。
相場が決まっている訳ではなく、当時は祭壇を売るのが葬儀屋のビジネススタイル。その金額の1割が目安で50万円なら5万円。100万円なら10万円と、結構な小遣いになる訳です。
地方などでは一般の方でも葬儀屋に近い人で、付き合いが広い人がいて、最初に勤めた葬儀社ではそんな人から結構な数の紹介を受けていましたね。
悪代官の三日坊主として
彼に初めてお願いをしたのは叔母の葬儀で、もう10年以上前になりますかね。こちらも大阪では一応名の知れた元業界人。で彼は後輩。やりにくいと思うのですが気持ちよく受けてくれました。
金額はこちらが指定。これはまず嫌でしょう。出す側のギリ金額と、業者側のギリ利益線を見計らって、尚且つ、見栄えもそれなりにしつつってところです。
そんな厳しい条件の中、彼が「お礼は?」と聞いてきたので、「いつもの通りで」と。これが普通の流れなんでしょうが、私、これまで紹介してお礼なんてもらった事はない。
まして身内の葬式ですよ。これで受け取ってたらまさに悪代官。て事で、彼にはお金は要らないから、その気持ちを飾り付けに使ってとお願いしときました。
人的にも費用はかかるだろうけど、スタッフも入れてくれて感謝。それから何度も身内の死を迎える度に、ごめんね、また三日坊主セットで頼むねとの付き合いが続いています。
彼はどんな奴なのか
御多分に洩れず、彼も業界人の流れで独立をやったのです。私も正直、一時は考えたことがありましたが、24時間自分の時間を犠牲にする生活に夢を賭ける気にはならなかった。
そもそも、葬儀屋で独立するのが夢でもないし、ただ水が合ったというか、この仕事が好きで長年やってきたけど。商売にとは思えない仕事なんです。
多くの個人の葬儀屋は仕事が少ないのでやがて潰れていくんです。生き延びようとネット集客の葬儀サイトの下請けをするけど、半分近く抜かれるから利益もほぼ出ない。
遊んでいるよりマシかってなんでしょうが、それなら普通に勤めている方がマシかと思うんですよね。でも、彼は生き延びたんです。ぼったくりではなく「寝台車の委託業務」で。
このジャンルは昔にあったんです。個人で寝台を受けて目的地まで搬送する。葬儀屋にすれば手がかからないけど、当時は一人で病院迎えにいくとうるさかったから、自然消滅。
コロナ禍を経て、今の時代的にはマッチするんでしょうね。当然、依頼先との信頼関係がなければ成り立たない仕事。
そんな委託業務も彼の人柄で依頼も安定しているようだし、息子も手伝っているので良い雰囲気でやっているんだと思います。
規制がない業種の世界の怖さ
自動車ディーラーが、無料にできるフロアマットを売ってもぼったくりとは言わないけど、葬儀屋は言われます。でもやっている事は同じです。
ただ、法的な規制がある業種と葬儀屋は違う。規制があるのは寝台車などの運送事業と納税義務。業務内容はやりたい放題の世界です。
「葬儀のプランも各社様々。消費者としては何を選べばいいかわからない」
ネットで申し込める家族葬などの新しい業態が出てきても、私が知る限り、半世紀以上も同じ事を言われて、何も変わっていないのがこの業界なんです。
死の現実に急に向き合ってバタバタするからそうなる。だから彼のような存在を知っていれば、ある程度、消費者の方からコントロールできて納得できるんですよ。
私は葬儀紹介業をやろうとも思ってないし、利益を得ようとも考えてません。でも、親族にこんな奴が一人いたら助かるんです。
そんな感じでよろしければ、ご遠慮なくお気軽に相談してください。ただ、商売ではないので、返事にお時間がかかる場合もありますので、急な案件は避けてください。
そもそも、LINEも放置気味だし、ショートメッセージなんて見ないからスルー。ブログをやっている都合上、いろいろなメールがめっちゃ来る。
晩酌のビールが大好きで、料理を作りながら(元料理人の私が担当。妻は洗濯が大好き)いつの間にか眠くなってしまうという、だらしない奴なので、すぐに気付かない事が多いのです…


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