どうしても消えない『葬儀屋の匂い』 それは山師と同じ匂いがする | 直葬は、間違ってます by 三日坊主

どうしても消えない『葬儀屋の匂い』 それは山師と同じ匂いがする

タバコの煙
タバコの煙

なぜ、その匂いは湧いてくるのか

どの業界でも「その世界独特の雰囲気」ってありますよね。例えば、年に数回放送される「警察24時」なんて番組で登場する刑事が、その筋の方と同じような雰囲気を醸し出し、どっちがどっちかわからないって映像を見たことはないですか。

制服なら、あ、警察官だとわかりますが、事務所へ家宅捜索に入る刑事の雰囲気なんて、捜査ではなくカチコミですよ、あれ。

この匂いの元はどんな事をしてでも金儲けをする側と、それはやっちゃいかんだろうと言う、法律を楯に取り締まる側の鬩ぎ合いから出るものです。なにせ、金儲けそのものが命がけですからそれを取り締まる側も命がけ。だから普段のオーラも怖いんです。

葬儀業界の匂い

ここで言う匂いとはその人が醸し出す雰囲気のことですが、葬儀業界にもその独特な匂いはあります。互助会系は一言で言えば「軽い」。ま、これは仕事のメインが営業なんで仕方がないのかもしれない。施行に関するスキルよりも会員を獲得する能力が求められるからです。

一方、老舗系の葬儀社は、若手の社員でも看板に対する自信の表れというか、厳しい顧客との対応経験や、大型葬・幅広い宗派での葬儀の経験値からくるスキルの高さからなのか、態度に余裕があるし、町の葬儀屋さんに比べて品がある。老舗の信用の重みと社長との距離も近い事が囲いとなって、行儀よく躾けられていくのでしょう。

上場系の葬儀社は意識高い系の雰囲気がありますね。「脱、職人気質の葬儀屋さん」を目指して、技術と知識の向上を目指し、スマートなサービスを心がける。いやぁ、立派です。でも、特殊な業界だからでしょうか、どの系統でも山師と同じジャンルの匂いがすると私は思っています。

匂いの発生源

私の経験上で思うところは、葬儀はそこそこ値の張る商品を言葉一つで売る商売だし、それを売る相手の状況も通常ではない事もあり、そのシビアな環境にいかに対応できるかの能力が求められる仕事です。なので、何らかのスキルを持っていないと結果を出せない。しかし、そのスキルが偽物であってもお金を稼げる環境が葬儀業界にはあります。

もちろん、生業として生きるために仕事に取り組むのですから、報酬を得る側も収入は向上してほしいし、それに伴って夢もあるでしょう。家族を養う。旅行に行く。趣味を楽しむ。家を購入する。誰しもが描くビジョンを実現もしたい。

会社として適正な利益を得て、社会に投資して新たな雇用を生み出したり、社員の生活も豊かになり、努力の結果が経営陣として参画できる、トップに立てるならまだしも、多くの葬儀社は創業者一族の利益のために厳しい環境で働かされているのも実情。それを慰めるのは、喪家からいただいた「ありがとう」の言葉しかないのですよ。(だから、トップに立つためには独立するしかないケド、直葬屋は止めようよ)

会社の求める理念 ≒ 一族の事情に沿って葬儀に向き合い、商品を販売し、結果を出して行くのですが、この葬儀社っていうのは未来永劫に売上が上がって行くと勘違いしている。で、そのために社員や個人請負者に対して無茶を言う。そして、山師を生み出して行くのです。

心折れずにそこで努力する人、努力せず薄っぺらい笑顔でごまかしながら手っ取り早く結果を出すためにだけに上っ面の仕事しかできない人、この匂いの違いは素人さんにはわからないです。

スマートな担当者でも若干その匂いがするのは職場の環境の残り香かもしれない。それに慣れてしまって、同じ匂いを発しないようにご注意を。

と、そんな風に感じてしまった有名な葬儀社の方を見かけたので、つい書いてしまいました。

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