北関東の風雲児『ヤマダ電機』さん、あらあら… 葬儀なんかに手を出しちゃって

砂浜に立つ傾いた家
砂浜に立つ傾いた家

日本の起業家は、こんなにも安っぽい価値観を求めるようになったのかい。人々が便利に豊かになるモノを作り、世に出す事に人生を捧げ、日本を大きく成長させた功労者の松下幸之助さま。なんとか言ってくださいませんか。

おいおい、葬儀は手数料を稼ぐ商材じゃないぞ

ヤマダ電機葬儀広告
ヤマダ電機葬儀広告

「ついにやっちゃった?」というのが率直な感想。家電量販店の競争が激化する中で、他社とは違う付加価値を提供しようという気持ちはわからなくないけど、「葬儀の手数料を稼ぐ」なんて商売を、東証一部上場企業がしなくてもいいと思うのです。

上場以降、積極的に規模の拡大を指向し、その手段の一つとしてM&Aを行ってきた同社ですが、2011年に住宅メーカーのエス・バイ・エルを傘下に収めた頃から、店舗でも住宅やリフォームも含め、生活スタイルに関連する商品を積極的に販売するようになっていて、何やらきな臭い感じはしていました。

このM&Aって言葉は、ビジネスの世界では聞こえがいいとは思いますが、要は、人が作り上げてきた会社基盤・信用・地域社会への利便性を、欲しい、欲しいと駄々をこねて金を積んで奪い取るって事でしょう。過去に問題になった地上げ屋や中国の爆買いとやってる事は同じじゃんと、私は思っています。

中国バブルを目指して出店したかと思えば数ヶ月で閉店したり、日本国内の同業他社や異業種企業など、あっちこっちの会社を吸収合併して日本一を目指そうってのはいいけど、なんか、走り続けないと死んでしまうぐらいの悲壮感を感じます。

2014年にはブラック企業大賞およびWEB投票賞を獲得しているぐらいなんで、起業家一族の元、この会社で働く人々はプレッシャーも相当でしょうね。この点は、大手互助会や同族経営を行なっている葬儀社と同じなんで、トモダチなのかなぁ。

ヤマダ電機さん、この先、何をしたいねん

ヤマダ電機と同じく、ジョーシンもベルクラシックと提携し自店舗で紹介なんかを行なっているけど、提携の目的が、「新しく新居を構えたお二人に家電を買ってもらおう」ってだけのようなんで、こちらはまだかわいい。

大手家電量販店は、顧客数に関して有り余るほど抱えてはいるが、その大半は「絶対にヤマダ電機でしか買わない」人ではなく、あっちこっちの家電量販店の会員になっている人がほとんど。

なので、他社よりも付加価値をつけることによって、足を運んでもらわなければならないし、常に企業イメージを残しておかないといけない。だからって、葬儀ってなんなんですか。

アナログな事言って悪いけど、現場に出ないと、いつまでもわからないと思うんですよ

どうも最近はね、自社で葬儀をせず紹介する、橋渡しをする事で利ざやを得ようと考えるところが多い。確かに、手っ取り早く利益を得ることができるけど、これによって宗教や文化が振り回されて形を変え、その意義が変わってしまう。

現在の葬儀紹介業者の一番の問題は、自前の商売に繋げようという意志ではなく、バカなIT起業家が始めた、葬儀ポータルサイトから変化した利ザヤ商法の商材に葬儀をターゲットにしている事です。この様はアフリエイターとなんらかわらない。

その後、二番煎じの魑魅魍魎が集まる世界へ飛び込んできたのがイオンです。ここも、自社のビジネスを繋げようって事ではなく、安易に葬儀社を使って利ざやを稼ぐだけ。スーパーの駐車場に葬儀会館を建設して、イオンで購入した飲食なら持ち込みOKってすればいいのに。

この方々へは、前々から言っているように、自分たちで生み出す苦労と努力が必要じゃないかなと思うのです。リスクを避けるのは企業として当然でしょうけど、一から葬儀屋をやってみろよと言いたい。

葬儀依頼対応のため24時間待機し、過労や長時間残業などおかまいなし、ブラック企業大賞を毎年受賞してもおかしくない会社が山ほどある業界ですが、そのどれもが一から立ち上げ、自らが現場に出て喪家の悲しみを肌で感じてきた会社です。

安っぽい理念を掲げるIT起業家のような賢さはないかもしれない。2兆円も3兆円もの売上を上げて日本の国力に貢献できるような会社でもない。このような流れに何の手も打てない葬儀屋もバカとは思いますがけど、そのどれもがリスクと戦っているんですよ。

あなた達にもそのリスクと戦う勇気があるなら、喜んで参入を受け入れ、同志として切磋琢磨するべきですが、残念ながらそうではない。葬儀屋を利用して利ざやを稼ぐだけ。これまで創り上げてきた文化を「ほれ、顧客の葬儀を紹介してやるぞ」と、金で買い叩いてくる。これに乗る葬儀屋もどうかとは思いますけどね。

このような葬儀紹介業界への異業種参入と、それを利用して葬儀屋をやっている両者にはただ一言。節操がない。それだけです。

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