気になるワード「マニュライフプレイス」の裏には何がある? | 直葬は、間違ってます by 三日坊主

気になるワード「マニュライフプレイス」の裏には何がある?

先日、「本当に必要なものだけを揃えた定額葬儀 全国対応の新サービス 11月1日スタート」なんてプレスリリースに目が止まりまして、いやいや、今さら新サービスって何よ? と気になり、あれこれ調べていくうちに少々興味の湧くワードに遭遇しました。

葬儀ブローカーは一つのビジネスモデル?

この事業者は、基本的には葬儀ブローカーとして自サイト上で葬儀プランを打ち出し、直接集客を行なって施行は登録している葬儀社に丸投げし、紹介手数料をいただく。とまあ、これまでと同じ手法です。

立ち上げ方も、まず葬儀ポータルサイトとしてマナー・しきたりなど、葬儀に関する全てがわかる、消費者が欲しいと思う情報を得られるスタイルでスタートし、登録葬儀社を募集したり、葬儀費用の一括見積もりを行うなどを経て紹介サイトに移行するという、これもまた、これまでのブローカーサイトの手法の常道を踏んでいます。

葬儀に関する情報は今やサイト上で全て得られる時代。でも、消費者がいくつものタブやページを開きながら比較する「面倒」と、「正確性」の検証に費やす時間を大幅に短縮するため、それらをデーターベース化し、利便性を金に変えるとういう錬金術はポータルサイトという形式では実現しなかった。

まあ、もともと葬儀に関連するアクセスなんてコアなネタだし、容易にアクセスできる若年層は見たとしても、この年代なんて自分や周りの人が死ぬなんて思っていないから施行に結びつかない。葬儀を迎える年代、送る年代の方々にとってサイトで情報を得るには少し早かったのです。

その上にIPアドレス・登録会員の個人情報などから明らかに自サイトの施行リンクからの葬儀が発生しているにも関わらず、葬儀屋が広告料や手数料を支払わないなんて事が起きるので商売にならない。

ポータルサイトのネタを変えるかとなった時、彼らは当時の葬儀業界の問題点を売りにしてリスクを背負わない形で葬儀施行に足を踏み入れ、それまで広告主としてクライアントの立場にいた葬儀社を引きずり下ろし、何の資本関係も提携関係もなく、ただ仕事を振ってやるというエサをばらまいて登録葬儀社を一気に増やしたのです。

その後、イオンなどの異業種も参入したり、大手互助会が買収するなど話題に事欠かなかったし、今や買収以外にも今や互助会自らが別法人として葬儀ブローカー事業も行なっている時代で、一つのビジネスモデルが構築されたと言えるのです。

で、ここ1年ほど大きな動きもなく、私の地元でもコンビニの後を利用し、10年ほどやっていた直葬・家族葬専門の個人葬儀社が廃業するなど、葬儀ブローカーを支える小さな葬儀社の体力も底をつき、潤沢な資金を持つ互助会系が、そのビジネスモデルをも飲み込もうとしている状況下で今からスタートって何があるのと思った次第なんです。

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