供花を出したいけど、どうすればいいの

ホテルの花飾り
ホテルの花飾り

香典辞退、供花・供物辞退なんてよく言いますが、ご注意ください。自分のところの葬儀の前に親戚やお知り合いから供花をいただいていませんか。香典と違い、供花は家の付き合いなので貰っているのに辞退すると、付き合いを切ると宣言する事になりますよ。

親族一同で献上する供花について

親族で献上する供花はよく「親族一同」と名前札を上げて祭壇の後ろ、両サイドにお供えします。参列者側から見れば、一番目立つ場所にあります。一般の方がお供えする花の親玉みたいな大きめの花を飾ります。

「親族一同」以外に「施主」が供える場合もあります。施主、すなわち葬儀の施主ですから、費用に関しては施主が負担するケースとなります。通常の個人葬では、この施主は設定しません。喪主=施主の概念ですから同じ意味合いで受け止められています。

例えば父が亡くなり、故人の伴侶である母が葬儀費用の全てを負担し、故人の長男は、葬儀の費用は全く負担しないが喪主を務めたとしても、費用を負担した母が施主で、長男を喪主とするなどと分けて考えることはしません。

古くからの「家」の考えもあり、母も長男も「同居」している、また長男は家を継ぐから全て家計は一緒であり、細かく分別しない。そんな風潮があると考えます。

供花における施主と喪主の意味と順序

個人葬で施主が登場するケースとして考えられるのは、喪主があまりにも若く、残された故人の家族に経済的なゆとりもなく、故人の長男にあたる方(喪主のおじ)が費用の全てを負担して葬儀を行うようなレアなケースぐらいでしょうか。

いわば、お金持ちのおじさんが出してくれた。そのおじさんがお花を添えてくれた。じゃ、なんて札をあげる?ってなった時に、親族一同にも含まれる、そのおじさんの個人名で上座にあげるのもおかしいとなり「施主」としてあげる事になります。

社葬などでは、会社名であげる花そのものが「施主」としてあげる事になるのでしょうが、これも葬儀費用の負担と支出経費項目として一括に「会社負担」としているケースや、事細かに会社負担分と喪家負担分に支出を分けて処理する方(ま、普通はしませんが)も中にはいるかもしれませんので、厳密に施主と判断できるか詳細を見ないとわかりません。

項目が増えると金額が嵩んでくる

ただ、「施主」ときて「親族一同」とくると、「喪主」は?となりますが、昨今の葬儀では喪主名で供花であげる事は希少です。古い葬儀の写真などでは、当時「喪主」として献上していたケースはありました。

現在でも慣習により、そうのように献上しているところもありますし、地域にもよりますので、「喪主」として献上することが決して間違いではありません。

となるとですね、「施主」、「喪主」、「親族一同」と三対もあがると葬儀屋さんにとってはありがたいですよね。

逆算すると、

一般の供花 = 一対2万円
親族一同  = 少し大きめで、一対3万円〜5万円
喪 主   = 親族一同より大きめで一対5万円〜7万円
施 主   = 喪主と同等か少し上と考えるので、一対7万円~10万円

って感じですかね。項目や名称が増えると売上も上がってくるんです。葬儀は。

一歩下がって、順番の配慮

供花に限らず、献上するものは相手(メイン)を超えない配慮をしますので、身内や一般の方は親族一同を超えない。親族一同は喪主を超えない。喪主は施主を超えないと考えます。

いいのか悪いのか「順序」ってものを考えると、どうしてもそのような「基準」が必要になってきます。

皆さんもお葬式の場で見かける「順位不同」とかっていう札を見たことありますよね。これ、今並んでいる順番は、置き場所の加減とか式場の作りの加減で「仕方なし」に「順番」が間違っているかもなんですが「許してね」という意味合いであげています。

でも、結構順番は気にします。「これは、もっと後だ!」とか「こっちの身内はお姉さんだから、先に置いて」と、全然、順位不同では無いのです。だったら、順位不同なんてあげなければいいんですが、日本人の「わびさび」でしょうか。

皆さんも自分の順番が違っても、喪主や遺族の心理的負担を考えてうるさく言うのは止めましょうね。もし順番を指摘してあげるなら、すべての順位をわかる方がしてあげてください。自分の分だけ言われると、余計にややこしい事になったりするので。

最近は樒も無くなりましたね

花以外に、最近では見なくなりましたが「樒」を献上していました。これも門前に大きく上げた「親族一同」の樒の横に「本物の樒」や「紙樒」とか「板樒」をあげていました。

本物の樒?という言い方もおかしいのですが、この数が多いほど村や町内での存在感が強く、名士のような活躍をされてきた社会的貢献度の高い方だなぁ~って、昔は見ていました。

紙とか板の場合は、相互互助の考えで、一対の費用の中から「村・町会」にいくら、「喪家」にいくらと、その金額を分配してました。喪家は葬儀費用の足しに。村・町会は活動費用に計上してということです。

販売価格は丁度が好き

で、問題なんですが、この花、なぜ区切りよく1万円とか2万円とかなのか。これが昔からの私の疑問です。

百円単位が出ると、受付で供花の支払いを受けるときに釣り銭を用意しないといけないし、受付の方ががややこしいと思うから? 一般的に1万円だから、1万円でいいんじゃねって感じですかね。

他社は1万円ですが、自社では10基を越えると喪家様への請求は、故人様へ のお供えとして10%割引をさせていただいておりますので、なんてのは聞いたことない。

どうせ、使い回しも多いんだから、たくさん注文が入ったら生花部も葬儀屋さんも下げてあげればいいんじゃないかと考えるのですが、おかしいですかね・・・

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