消費税を決める政治家も、葬儀社の都合も同じか

国会議事堂の写真
国会議事堂の写真

お互いの政党の駆け引きで物事を決めるよりも、日本にとって何が一番大切なのか考えて欲しいなと思う

持ち帰りの商品と店で食べる場合において消費税金額が変わるという、実に政治的な配慮によって消費者はますます混乱しそうです。

そんな軽減税率の中に新聞購読料が含まれるという。さすが、公明党が検討に参加しただけにあって、その背景には誰もツッコミを入れてこない。公明党には、発行部数公称550万部の聖教新聞という機関誌があるが、これを軽減税率に含めたい思いがおそらくあったのではと推測するのです。

月額購読料は税込で1,934円。仮に消費税が軽減されなかったとしても2千円を超える事は
ないので、そこまでムキになってさりげなく新聞購読料だけを軽減税率に含める必要があったのか、なかったのかが不思議に思う。

聖教新聞や公明新聞(政治機関誌)は、自前での印刷所を持たず、主に毎日新聞系列の印刷
会社へ印刷を委託し、一部は、読売新聞、朝日新聞の印刷会社に委託する事によって日刊化を
可能にしている。配達に関するコストはかからない。配達を行うのは主に学会員であり、
もちろん無償で行なっている。

すると、消費税アップに伴い心配されるコストアップは、委託している印刷所への費用が
かさむ事なのかと。

今回、書籍は該当しない方向だという。新聞よりも、子供の教育に関する書籍の方が大切だと思うのだがそこは声に出てこない。葬儀に関しても、埋葬料、火葬料は消費税には含まれないが、葬儀に関する費用は当然課税項目である。

人の生死に関する事、特に子供を生みやすい環境は必要だと思うし、子供が成長し社会に出て生産に関わるようになるまでは負担が少ない方がいいに決まっていると思うのですが、個人や家族の幸せを願い一生懸命働いた事で、国の生産性を上げる努力をされた方々を、最後に送る葬儀も軽減税率に含んでほしいと願っていました。

直葬屋さん、なんでも乗っかってくるんじゃないよ

サイト上にたくさんいる直葬屋さんは、介護保険料、介護費用など高齢者の社会的負担が増え、簡略化した葬儀を選択することは間違いではないと、「シンプルな葬儀でも気持ちを
込めて行えば問題ないですよ」が謳い文句のようで推奨されています。

孤独死、老老相続など確かに、社会的な背景を見た場合に大きな不安を感じる方も多いですし、それをサポートする生前の契約や信託は、それらの不安を解消するためには有効に活用
されれば問題はないと思います。(今後、問題が起きる可能性があると見ていますが)

様々な負担感が増えると、今後、葬儀は益々簡素になっていくのは仕方がないとは感じていますが、直葬(火葬式のみ)を主商品として販売される葬儀屋さんのサイトやブログを見て思うのは、それって直葬を美化し、あなたの選択は間違っていないですよと誘導している行為ではないかと思うのです。

まして、火葬式を行った方の詳細を堂々とサイトに掲載するのもいかがなものかと感じます。
「◯◯斎場で行われた火葬式です。火葬式のお手伝いをさせていただきました。喪主、親族が了承の上、火葬のみを選択されました」なんてレポート、ブログで記事にしてどうするんですかって思うのです。

業者であるあなたが販売するのは自由ですが、自社の施行実績に使うなよって。ひっそりと行いたいから火葬だけを選択した喪家なんでしょ。だったらなぜブログで世の中に広めるのかその神経がわからん。名前を伏せているからOK? そうじゃなくて、その方達の意図を汲んで施行を行ったのなら、あなたのサイト上でもその記録はオフレコでしょ。

ブログのテーマに込めた思い

当サイトの「直葬は間違っています」という文言のターゲットは葬儀社に対しての意味であります。消費者が直葬を選択するしかない場合には、一度記事に目を向けて頂いて、自分が行おうとしている葬儀について再考して頂きたいだけで、無意味に葬儀にお金をかけるべきだなんて思っていません。

直葬と呼ばれる火葬のみの葬儀も、消費者の事情によってはありますし、私が葬儀に携わった頃から存在しています。親族が持ち寄っても費用を捻出できない場合も確かにありますし、相談できない、頼れない方もいます。

しかし、これら多くの直葬業社は、その方々を擁護する為に行っているとは感じにくい言動ですし、大手葬儀社へ対抗するための抜け道として文化や儀礼を捨て去っても施行を誘致する為にしか思えないのです。

一日葬なんて綺麗事言わないで、本音で「すみません、同じ安置室に数体預からないといけないので、夜間は同席できないんですよ葬」とか、「夜間同席されると、こちらも会館に宿直しないといけなくなりますし、人件費がかかる上、めんどくさいから葬」なんて表記にしたらいいんじゃないかと思うのです。

男気ある葬儀屋さんなら、直葬金額で祭壇も用意して普通に形式を整えて格安で提供してくださいよ。そんな葬儀屋さんなら、なりふり構わず応援しますよ。大手業者に対抗するためコストダウンを徹底し、葬送儀礼を、葬儀文化を守るために一肌脱いで頑張ってくれればね。

政治家が自分の都合で物事を歪めていくのと同じで、葬儀業者が自社都合で葬儀を歪めていく事に反対しているのが、三日坊主ですから。

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