葬祭業に努める若き勇者へ!職業能力評価シートの活用でトップを取れ!

厚生労働省人材育成マニュアル
厚生労働省人材育成マニュアル

厚生労働省から葬儀業界向けの職業能力評価シートが公表された。自由にダウンロードできるので、会社の導入を待つだけでなく、自身でもスキルアップのために取り入れてみてはどうかと思う。自分を磨き上げて、これからの葬儀業界の主導権を奪い取れ!

まずは、自分たちの能力を上げて開花しよう

葬祭業における「職業能力評価シート」の活用を厚生労働省が進めている。従業員の段階的なスキルアップを図ろうと、平成26年度から策定の検討を開始し、マニュアルと併せて平成27年度に完成させた。職業能力評価シートそのものは、数年前から提供されていたが、葬祭業専門のものは無く、今回、平成28年5月に提供を始めたものである。

初級段階からやみくもに指導するのではなく、このようなひな形を用いて、目的、目標が見えるのは理解しやすいと考える。古くにあったように、見て覚えろでは、よほど資質のある者以外、とんでもないところへ行ってしまう可能性があるし、自己完結型で終わってしまい、それ以上のスキルアップを求める方向が見えない。ゆえに、努力する事をしなくなってしまう。

このシート、ある程度の段階までは、◯△×の三段階で評価をしながら、ステップアップを目指す。だが、それ以上のレベルアップを目指すなら、もう少し、細かな評価も必要と感じます。個々の個性を生かす仕事を目指すならなおさらである。画一化したロボットのようなスキルでは、葬儀において、収まりきらない事態も往々にして発生するからである。

評価する者によっては、基準値がバラつく可能性があるし、その評価者の主観(甘い評価、厳しい評価)がかなり影響を及ぼす可能性があるので、逆に、評価を決定していく人間を、評価するシステムも必要になってくるかもしれない。もし、会社が導入しなくても、自己評価での導入でもいいと思うので、まずはやってみませんか。

基本的な業務を高いスキルでこなそう

現場スタッフとして最低限、求められるスキルとしては、技術的な部分と、営業的な能力、メンタルな部分をフォローできる能力、そして、経営を意識した数値感覚が必要だと思うのですが、まずは基本的な作業を、高いレベルで行えるようにならない事には話になりません。

一例として、施行や問い合わせの電話での対応でも、配慮、段取りなど、瞬時に、慎重に、的確に判断しなければいけないのですが、こんな事、何百回と言ってきても、本人が理解していないとできない。相手の立場を配慮する? 相手の気持ちに立って考える? 通常の作業ができても、本人にその意識が強く芽生えていない限り、全く効果がない。

私は、このすべての根底には、その空間の状況をだとか、全体の雰囲気だとか、相手の表情(言葉)を読み取るとか、ちょっとした違和感をキャッチできるなど、すべてにおいて「観じる・観る」事ができるかどうかにあると思うのです。自己中心型の人間には、この感覚は身につかないと思うのです。

スーパースターにならなくてもいいが、ある程度、この感覚を身につけるためには、このような職業能力評価シートを用いて、いかに無駄な時間を使わずに、まず、そこそこのレベルに上げるかが大切だと思います。徹底的に基本的な動作、思想を叩き込む事で、意識せずとも自然体で行動できるようにしなければいけないと考えます。

自分磨きを途中でやめるなよ!

また、段階的にステップを踏む中で、ちょっと応用編を織り交ぜていくのは大切ですが、葬儀の仕事は、少し経験を積んでしまうと、基本をおざなりにされがちなので、応用ばかりが先行し、頭で事を済ませ、浅はかな経験だけで処理しようとしがちです。面倒くさい事は人に振るやり方ばかりを覚えてしまいますし、日々、創意工夫なんて意識は芽生えない。

対応する喪家の皆さんの中には、担当する人間よりもはるかに社会的経験も多く、地位も高い、何より、あなたの会社の代表者よりも数段すごい人も、普段着で、何もわからない普通のおっちゃん(失礼)のように座っている人もいるのです。

応用ばかりで仕事をいなす人間は、このような方々を見かけで判断し、自分と同等、はたまた葬儀においては上から目線で話すような者もいます。逆に、怖〜い雰囲気だとへいへいする。はたまた、素人くさいと思ったら、ふっかけてくる。すべてに於いて、言葉は丁寧だけど、その思想は高慢としか言いようがない。そんな担当者は山ほどいます。

何事においても初心というか、基本は大切なもの。基本があってこそ、守破離の原則というものが生きてくるのではないかと思います。葬儀にアクシデントはつきものですから、想定外の事態に対応するためにも、基本を習得した上で、もう一段階上の経験を積む必要性があると思うのです。

立派に成長したら、会社をチェックしちゃえ

自社の、経営品質向上のために利用されるだけではいけない。物事は、裏も読む必要もある。経営者のために公表されているものを、自分用にカスタマイズして自身の成長のために活用するべきだと。しかも、タダなんで。労働環境をあれこれ言うよりも、自分の能力で変革をするぐらいの意識で仕事に取り組むべきではないでしょうか。

さて、評価といえば、どうしても葬儀屋さんは同族で経営陣を固める傾向にあるし、一般外部の人間、たたき上げの人間を経営に参画させる会社は少ない。特に、互助会はその傾向が顕著であると感じます。正当な評価を受けても、その先は非常に狭き門でもあります。

自分にはその先が無いとなれば、早々にスキルを上げて、活躍できるフィールドを見つけ出すか、自分で生み出すべだと思う。一族経営者の利益のために、一生を捧げる必要もないと感じる。上り詰める中で、会社の労働環境を変えれる可能性があるなら、挑戦すればいいし、トップを目指せるならチャレンジするべきだと思う。

ま、現在の葬儀社各社の中で、優秀な人材と認め、役員に選任し、経営を変わってもいいぐらいの気持ちを持てたら葬儀業界も変わるだろうな。世襲制でつないでいけば、優秀なDNAも引き継がれていくのでしょうが、どこかでボンクラも出てきますからそんな勇気も必要です。

経営陣を評価チェックするシートも必要ですよ、厚労省さん

理念や訓示は、とても素晴らしい事を申し上げている会社代表者も多いが、その理念を信じ、社長の言葉を信じて会社に貢献をした人間を、もう一段階、大切にしてくださる、懐の深い会社であってほしいですね。

そして、そんな人間が経営陣に入ってこその成長の証でしょうし、そこに在籍する役員皆さんの心技体の能力をチェックするシートも活用して、代表者自らも含めて考査するべきですね。ダメな経営者は辞めてもらって、能力がある人間が経営をすればいい。

ただし、このあたりまで行くと、仕事の能力だけではいけない。長年、一族で守ってきた会社を、ホイホイと明け渡す人ってまずいないでしょうから、生きる能力も相当のスキルが必要なので、これは各自で学んでくださいね。でないと、無知は負けます。でも、既存の勢力に流されてはダメですよ。掴み取るんですよ。

葬儀業界に勤める、これから勤めようと思う方々には、今回のシートを活用して、会社に流されず、周りに流されず、自分の能力を高め、自分の将来のためにも活用して、チャンスを掴む能力を磨いて欲しいと思います。

で、厚生労働省さんには、葬儀会社経営者の能力をチェックする職業能力評価シートも作成して、世に出してくださいね。国がお墨付きをつけて評価基準を設け、国益のために法人を正当に評価し、それをクリアしている法人には税制上の優遇処置をとるとか、やり方はいくらでもあります。

天下り先ばかり確保せず、そんな夢のある国にしてほしいなと思う、三日坊主でした。

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