葬祭業開業のためのスクールが開校? 3日間であなたも葬儀社になれます

放課後の小学生たち
放課後の小学生たち

スクールから代理店へ

葬祭業を開業するためのスクールが東京で始まっている。プレスリリースによると、今後増加し続ける死亡者に対して少しでもきちんとした葬儀社を増やせるように3日間勉強をして独立開業となるらしい。

これまで葬儀社に就職するための葬儀施行を学ぶ学校はあるけど、「フューネラルビジネススクール」では、葬儀社としての利益の出し方、仕入れ先の見つけ方、集客の仕方など、より具体的な内容を学ぶことができるとしています。

【魚拓】日本初“葬儀ビジネス開業”のための「フューネラルビジネススクール」9月22日より募集開始|プレスリリース配信サービス【@Press:アットプレス】
- 2017年10月2日 02:48 - ウェブ魚拓

で、このスクールを読み解いていくと、活動主体は「一般社団法人おもてなしの会」が行っており、代理店募集サイト「ビジェント.net」でも個別に募集広告を出しています。

【魚拓】お葬儀の代理店募集&葬儀社開業-代理店の商材・募集情報【ビジェント】
- 2017年10月2日 00:54 - ウェブ魚拓

そして、スクールへの受講申し込みは、直接おもてなしの会へ申し込みができないルールなので、ビジェント.netを一度踏んでからでしかないと先へ進みません。

スクールを開校するおもてなしの会は、自サイト上でも火葬式・1日葬・家族葬などの葬儀プランを掲載していて、どうやら卒業後は、これらのプランを施行する業務委託先として登録をし、代理店となるのが独立の近道なんでしょうね。

このおもてなしの会の火葬式プランは120,000円で納骨までもがセットになっていて、その納骨先の名称を「涅槃堂」とし、管理先になるお寺が静岡県伊東市にある願行寺なのですが、この受付窓口はおもてなしの会がやっており、ここも一度踏んでいかないと申し込みはできないルールです。

墓終いが話題になる中、気軽にお安く納骨できるお寺を確保し、その住職は数々の職種を経験したのちに原作者として包丁人味平などのヒット漫画を連発した牛次郎こと牛込覚心氏であり、話題性には事欠かかないキャスティングとガッチリと枠にはまったグループの構築。そして格安の値段設定です。素晴らしい。

これ、誰が考えたんだろう?

これまでの葬儀紹介ブローカーが葬儀社に登録を促し施行部分を委託しようとしてきたのとは違い、スクールを受講させる事によって新たな葬儀社を自らが生み出し、その卒業生が委託代理店になる事によって子飼いを増やす仕組みであるという事です。

この組み合わせを見て「ほ〜、よう考えとんなぁ」と感心しました。葬儀紹介サイトを追従するのではなく、ターゲットを変更し、結構大掛かりな仕組みを構築するその手腕はかなりのやり手かなと思います。

仕組みを構築した人間、それに付加価値をつけてくれる人間、実際に事業を行う人間、その誰もが利益を得ることができるし、お互いに踏んでいかないと先へは進まない。仲良くやっていければ三位一体の関係です。う〜ん、この関係者の中に大手広告代理店上がりの人、いますね。素人じゃ無理でしょ、この仕組み。

登録した代理店が施行を行ってくれるし、その際の仕入れに関しても関わっていける。しかも自らは施行というリスクを背負わなくていい。そんなフランチャイズビジネスの登録希望者を自ら養成するなんて、本当に東京っていろんな事を思いつく場所なんですねぇ。

『今後、増加する死亡者数に対し、少しでもきちんとした葬儀社を増やせるようにという想いから開校に至った』という、その理念が本物であって、まっすぐ突き抜かれていく事を願ってやみません。

クワバラ、クワバラ。

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