葬儀見積もり担当者と、どう向き合うか

黒板で向き合う人形
黒板で向き合う人形

葬儀屋さんを、何を基準にして選んでいますか?

  • ネットで調べて探した。
  • 家の近くにあるから。
  • 病院から搬送されて、そのまま依頼した。
  • 互助会に入ってるから。
  • 知り合いが葬儀屋さん。

などなど、色々なアプローチがありますよね。葬儀屋さん選びで消費者を悩ます原因の一つに売値の統一感の無さがあげられます。同じ商品でも業者によって名称が違うから分かりにくい。各社のサービス内容が違い、全体によく分からない点が多いのです。

パック料金も各社用意してますが、その内容も金額もそれぞれバラバラ。だいたい、お葬式に何がいるのか消費者には分かりません。そんな中、見積り時に担当者から、都度、都度、「これもいりますよ」とか「こちらの方が」とか言われ「じゃ、お願いします」となります。

基本的に担当者が祭壇や棺などを見積りする時に、ワザワザ一番安い商品を最初から話す者はいません。見積り担当者から最低金額の商品があると説明されたら、消費者の心理としては、それでお葬式がキチンとできるなら当然それを選択します。

だから見積り担当者はあえて「上、中、下」いや… 「下、中、上」の順に商品を紹介します。「3万円、5万円、7万円」と言われたら、多くの方は無難に中間商品を選ぶ傾向にありますから、そこを狙ってとりあえず投げかけてみるのです。

見積り担当者が目指すもの

見積り担当者は売上目標があり、役務・約款の込み分やコースに含まれるものばかりで見積りを構成すると、売上目標に届かなくなり、月間ランク、年間ランクが下がります。

だからいかに「込み分」の商品ではなく、「オプション」を売るかが勝負で、高額な祭壇やコースや約款に含まれない高額商品を「上手に売る」or「半分ダマシ」で売るかの違いだけです。基本的に売上が命ですから、それを維持するためにはテクニックがあるのです。

売上順位が良ければ「旅行」や「食事会」などに連れて行ってもらい、順位が悪ければ「勉強会」に回され、暫く見積り担当から外されたりします。すると、給料が下がります。

施行依頼が来ても、お客さんからの電話などでの最初のトークが「家族葬」でと言われれば、売上評価の低い者がまず行かされます。ここで頑張っても、元々、施主は出す気がないか、出せないかなのに、売上評価を上げようとかなりの無茶をするヤツもいます。すると、説明が無かったとか、注文した覚えがないとなります。

説明したようで、していないケース

例えば、コースや互助会の会員証に含まれているのに、「お棺は皆さんからの最後の贈り物? なので皆様で出し合っていい物にしてあげて下さい」などと意味不明な説明をして、単価等の必要な説明を「スパッと」切り取ります。

祭壇の花飾りなども同じくスパッと切り取ります。「お花は多い方がいいですよねぇ~」と、まずジャブを打ちます。「お好きな花はありましたか?」女性なら大体の方が花好きでしょう。特に欄系統は、誰が見てもキレイで豪華ですし、見え見えのところを突いてくるのです。

「どうされますか… お写真のまわりをお好きなお花で飾ってあげましょうか」ここで施主が「はい!」と返事したらこれだけで10万円がお会計に加算です。担当者にすれば「商品を説明した」→「施主が必要性を納得した」→その後「商品金額を説明した」となるのです。

うやむやにされる事

消費者側は、まず全体像が分からない上に、その商品自体の必要性が分からない。そんな中で、先に「返事」をさせてから「金額」を最後に言うというのは、断れない状況を作って販売する手法です。でも、これは「詐欺まがいです」

上手な担当者は巧みに話していきます。「コースや会員証にお棺も含まれております。もちろん、こちらでお葬式にお使いいただきましても十分です」ほぉ~(-.-;)y-~~~

「こちら以外にもお棺の種類はありまして、一般的にはこのあたりの物をご利用されていますね」そうなん? じゃ、それにするの?

「こちらは、会員(◯◯会員)様には一般価格より20%割引きになっておりまして、コースに含まれるお棺分は、金額に換算しまして3万円をさらに引かせていただきます」ふ~ん… じゃ、お値段は?

「10万円のお棺ですが、会員様は8万円になり、さらにコース分のお棺分3万円を差引きしまして5万円をご負担いただくだけです」、「一般の方は割引きが無いので、会員様は半額でご利用いただけるんです」

なんか、安くなった感じがする説明です。

喪主を取り巻く環境

てな具合に、コースや約款に含まれる物を利用せずオプション品を売るためにビミョ~~な言い回しをします。施主側からすれば、いろいろ説明してくれるけどよく分からない。ある程度納得できる金額なら仕方がないか。な~んて思ってしまうのです。

何故か?

  1. 看病から亡くなるまで睡眠も満足に取れないため。疲れてますから…
  2. 夜中に病院から自宅に帰っても、訃報を聞いた親族であるとか、ご近所が弔問に来ますから、見積りと弔問者の対応に追われ、しっかりと話しを聞けない状況に置かれる。
  3. 身内の意見を聞いていると、皆んな勝手な意見を言ってきたりして、葬儀屋さんに判断を求めたりしてしまう。

など、施主、喪主を取り巻く環境は厳しいものがあります。

私から言える事は、自宅や会館の霊安室(けっこう夜中が多いんですよ)に安置したら、火葬場の時間を取れるなら先に押さえてもらいます。

「枕経はすぐにあげていただかないと。うちの紹介なら、夜中でも来てくださいますよ」なんて言ってプッシュしてきます。

担当者によっては、ほとんど付き合いの無いお寺さんなら、この機会に紹介してやれと腹の中で思ってますからね。そんな事したら、後で揉めますから、お寺さん(紹介、菩提寺)などの連絡も朝一番にしてもらいます。

大まかな、今後の予定や段取りの流れを説明してもらいます。これを表にしてくれる担当者なら親切です。そして、身内や会社などお参りしていただく方へ連絡するための「訃報連絡表」も作成してもらいFAXなどで送ります。そこまでで、その日は一旦帰ってもらいましょう。

仮通夜を作る事で、気持ちに余裕が

たとえ家族葬であっても、お休みが許せるなら翌日のお通夜ではなく、仮通夜として、翌日のお通夜、で最後にお葬式と3日間取ってください。この仮通夜を1日置くだけで、喪主側も少し落ち着きます。お葬式の内容を決めるにあたり余裕が生まれます。

夜中に安置→ そのまま見積り→ 朝になる→ 朝から連絡に追われる→ 弔問に次から次へとやってくる→ お腹も空く→ 食べる→ 人数多いから大変→ そこへ、また弔問→ 葬儀屋さんがやってくる→

と… 時間が過ぎて、夕方近くになり湯灌や納棺の時間に→ 会館に移動→ 会館のスタッフに説明をうける。

と… 親族が会館にやってくる→ 挨拶する→ 久しぶり~~とかになる→ 会館スタッフがお通夜の説明に来る。

と… 式場に集合するように言われる→ お寺さんが来る→ 喪主が挨拶に連れて行かれる→ お寺さんなんか話ししてくる→ お通夜が始まる。

こんな感じでバタバタ進んでしまうので、見積り担当の言うがままになりやすいのです。

余裕を持つ事が大切です

親族の中には「故人を長く寝かしておくものではない!」なんて言う方もいます。確かに、昔はエアコンもなく、ドライアイスも無い時代なら早くしないとダメでしたが、今は違います。ご遺体の保存技術はかなり進化し、エンバーミングを施せば、地球の裏側にいる親族がお葬式に参列するのも可能になります。

納得いく金額と内容でお葬式を行うためにも、「心に余裕」を持つ時間、環境を作ることを意識してください。見積りを行った後でも、時間にゆとりがあれば(仮通夜の日)にネットなどで情報を得て修正することも可能です。

そんな時に、もしご縁があって三日坊主のサイトを見ていただければ、参考になるようにと頑張ってお伝えしております。皆さんが、幾つかの葬儀の経験があったとしても、葬儀屋さんにかなうものではありません。やはり、素人くさい担当者でも経験値が違います。

そんな、困った時があれば、三日坊主はいつでもご相談にのりますので、ご遠慮なくどうぞ。

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