互助会でお葬式をすると、どうなる

互助会のシステム

互助会の会員システムは、冠婚葬祭の「将来に使用する権利」「分割」で購入する「前払い式割賦販売」になります。よく勘違いされる方も多いのですが、決してお金を「積立」しているものではありません。

満期別にコースがあり、それぞれ冠婚葬祭に利用できる、または、冠婚のみ使用できる、葬祭のみに使用できるコースなどがあり、それぞれの施行において安く利用できると謳ってます。

最近では消費者から見ての互助会への価値観の低下や、互助会同士の競合、互助会以外の葬儀社、家族専門業者等との施行の取り合いも激しいので、全盛期ほど新規会員を集めることも難しくなってきていますが、以前は、数億かかった会館建設費も数ヶ月の新規会員募集で賄えるほどの勢いがありました。

これらの会員証を発行する互助会でお葬式を行う際には、入会した会員証のお葬式の施行内容を約束した「役務・約款」というものが必ずありますので要確認です。

そのコース毎に定めた「役務・約款」というのは、将来に渡って内容が変わることなく、必ず提供しなければいけない商品です。ですので、古い会員証であっても、最近の会員証であっても、前払いで購入している提供商品の「約束事」ですから、内容が変われば加入者(購入者)に対して嘘をつくことになります。

会員証の役務・約款

互助会が始まって50年前後ですが、創業当初に入られて「3万円満期」とか「6万円満期」とか「12万円満期」の会員の方ならばその内容と金額で互助会はお葬式を施行しなければなりません。

通夜料理一式20人分とあれば、内容はともかく、業者は人数分を提供しなければなりません。コースに含まれない、また約款にも記載されていない「オプション商品」は、現在の価格(会員価格)で提供されますが、必ずしも必要といえない物も多いので気をつけて下さい。

特に古い会員コースに入っている方は役務・約款や「割増金サービスのお知らせ」等と書かれた「案内のハガキ」を無くしてる方も多いので、無い場合、必ず互助会から出してもらう事と、その内容説明を担当者の方に必ず求めて下さい。

特に、「割増金サービス」(以下で説明)は、「割増し商品サービス」と名称を変更されて説明されることもありますので気をつけましょう。始めに約束した内容が全てです。

その際に気をつけていただきたいのが、業者から提出される「自社監修の役務・約款」は、不都合な部分を「改訂」している事も多いので、「会員募販売時」に使用していたパンフレット、役務・約款が望ましいのです。

これは、互助会には必ずあります❗️経産省に突っ込まれますから、必ず保存してます。手元に役務・約款が無い場合、必ず「原本のコピー」をもらいましょう。

割増し金? 割増しサービス?

古い会員証では、満期になってから施行で使用するまでの預け入れ金額に対する「利回り」を保証してましたから「割増し金」が付いています。

ただ、ここもグレーなところで本来、お金を預かって「利回り」を謳うなら銀行などを監督する「金融庁」なんですが、互助会は「経産省」です。利回りを謳うのは投資目的ともとられ、本来、できない事なんですが、「な~んとなく」来た歴史があります。

発売当初、はるか何十年も先に問題が起きることなど想定していなかったと考えます。平たく言えば、あんまり考えてなかったのかも知れません。

年8%のしかも「複利」で計算していた会員証もあったので、お葬式を行っても精算時、互助会から割増し金額を「返金」していた時代もありました。

これではたまらんということで、お葬式をしてもお金が入ってこない状況を打破するため、冠婚葬祭の施行で使われる前に、年に数度「高級家具」や「貴金属」と「割増金」を交換する場を設けて消化してしまえ❗️と、会員に案内していたのも事実ですし、その商品を取り扱う子会社まで作ったところもあります。

古い会員証はプレミア級

古い会員証で20年以上経っていれば、会員証満期額以上の「金利」が付いています。例えば、満期額40万円の会員証があって、満期後20年が過ぎていたら単利8%の利回りで年額32,000円。20年で64万円の「割増金」が付いてくる事になります。

複利で計算した場合、利回りだけで1,864,383円となり、満期額と合計して2,264,383円の施行サービスを受ける事ができる事になります。

葬儀費用の合計請求額が250万円だった場合、満期額(支払い済み金額)40万円を差し引いての210万円から、割増金1,864,383円を差し引いた金額235,617円を支払えばよい計算になるのですが、この「金利分」を施行時に提供すると約束しながら、施行時には、「割増しポイント」に変換して「棺」とか「花飾り」とかに代用してます。

本来、「割引く」ものを据置きして「プラス」の商品を付けてきます。ですので、支払い総額は250万円のままで、満期額(支払い済み金額)40万円を差し引いて210万円を請求される事になります。

さすがに、これだけ古い会員証を持っている方も少なくなってますから今ではそんな状況に出会うことも少ないと思います。

経済産業省の監査にビビる互助会ですが、その辺のところには経産省も深く突っ込みません。それより、預り会員証金額の「保全・保証資産」があるか、ないかと、会社の資産内容などを重視して、「コケない」かどうかを心配する方に目が向いているので、とりあえず施行に関しては、ある程度、約款通りにしてるなら「良し」って考えでしょうか。

皆さんもお葬儀を互助会でお葬式を行う場合は、この点を気をつけて事前に確認をすることがポイントです。

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