真っ暗な葬儀式場を歩き回るのは… 誰!?

暗いトンネル
暗いトンネル

こんな不思議な事が… なんて人伝に聞いたりしますが、そこはやはり、自分で経験したことが一番。この葬儀会館ではテキトーな間隔で変な事が起きてました。これは勘違いかもしれませんが、実際に私以外の複数の人間が聞いたりしています。

勝手に流れるトイレの音…

その会館には、1階、2階ともに参列者の方が使用するトイレがありまして、男子用、女子用と分かれています。で、この2階の男子用のトイレで、よく水が勝手に流れるのです。

一応、男性用トイレの立って使用する方にはセンサーが付いています。これ、使用後に離れると上部のセンサーが感知して、水を流すタイプのやつですが、少し古いタイプなので、便器自体を清潔に保つための自動洗浄システムなんてのは付いてません。だから、誰もいないのに、使用していないのに自動で流れる訳がない… 

で、お葬式で使っている時には流れません。マイクを使っている時に流れている? いや、この会館のレイアウト上、トイレの出入り口あたりは、スタッフの立ち位置として適当な場所なので、常に誰かは立っています。マイクを使用していても、参列者が使用した場合でも聞こえるので、ま、無いと思います。

このタイミングでは聞いた事はない。その現象が起きるのは、葬儀がない日に式場を掃除をしている時とかに流れるのです。

誰もいないのに…

あなたですか? トイレの水を流すのは…

この会館は2階建で、1階には式場と控え室とトイレ、2階は式場と控え室と、例の自動で流れるトイレ、その2階から繋がる別館に、通夜振る舞いや当日の仕上げの食事をする部屋があります。

別館へは2階の式場ホールを通っていく場合と、外の駐車場から上がる二つの方法があり、使用状況を考慮して使い分けます。

1階だけでお葬式を行っている時には、2階の食事室への通路となる時間だけホールの照明を点灯しています。で、午後9時くらいになると残りの料理を詰め直し、1階の控え室にお届け後、翌日の朝食のために食事室を片付けます。

全てが終われば、食事室もホールの電気も消して1階式場へ戻る流れになります。で、下の式場で、明日の段取りを喪主に説明しながら、定時まで待機する訳です。

午後10時を過ぎると遺族も控え室に入ってしまい、式場には喪主に変わってお守りをしている自分だけ。ま、こちらも明日の段取りがあるので一人静かに事務的な仕事をしていると、2階から「コツコツコツ」とヒールで歩く音が響いてきます。 

んっ? まだ誰かいてる?

新たに施行が発生して、病院から式場霊安室に入る場合、打ち合わせの部屋としてよく2階の控え室を使いますから、その段取りのためにスタッフが歩いているのかも?

と思って、上がってみても電気は消えているし、物音もしません。トイレも、控え室も当然誰もいません… (…寒)

さぁ、そろそろ時間だし、喪主さんに挨拶して帰ろうかな。

シェアする

トップへ戻る