『葬儀ネタ 文化を壊し お浄土へ』ペッパー君を偲び、川柳で | ページ 3 | 直葬は、間違ってます by 三日坊主

『葬儀ネタ 文化を壊し お浄土へ』ペッパー君を偲び、川柳で

そのネタが世間にウケるとどうなる。

これが厄介な話なんですよ。発信する側は仕事を取りたい、売上を確保したいから葬儀の将来なんて考えていない。なので無責任に尽きる訳です。終活なんて単なる売名行為ですよ。自分が売れれば、講演・取材・執筆・資格発行の団体運営など収入を得る道ができる。それこそ芸能プロダクションのやっている事となんら変わらない。

家族葬なんて言葉はウケた代表格ですよ。身内だけだから煩わしい香典を辞退する。祭壇も質素でいい。それがやがて葬送儀礼の根本の宗教にも及び、お布施は高い。お寺は不要。戒名なんて意味わかんねえ。となり、そこへ時代の寵児とも言える葬儀ブローカーが登場し、その影響によって、儀礼ではなく値段で選択する方向へ価値観が加速してしまったのです。

まあ、親が子供に気を遣い、老後は施設で、家で介護なんて無理という時代的背景もあり、結果、儀礼や風習が姿を変え、金額が全ての価値を決める基準となってしまったのは寂しい限りですが、それにより人の目に触れない葬儀、世間を気にしなくてもいい葬儀、そんな象徴とも言える直葬が生まれる土俵に肥やしを撒いてしまったのです。

そして、葬儀業界のタチが悪いところは、あらぬ方向へ向いた消費者の受け皿を自ら作り、直葬専門なんて安くても件数じゃ的な弱小業者が食い合い、やがて潰れて行くという事になったのです。ホント、バカですよ。

降って湧いては消える葬儀業界のワード。葬儀業界にとってトレンドを掴む経済活動とわかりますけど、無間地獄のように追い求める利益のための安易な言動。その繰り返しの中で何か大切なものを失ってきているように感じるのは私だけでしょうか。

去りゆくペッパー君を偲びながらそう思っております。合掌。

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