ベルコ労働裁判で失望したこの国の司法のあり方、ボコボコに警鐘を鳴らしたい | ページ 2 | 直葬は、間違ってます by 三日坊主

ベルコ労働裁判で失望したこの国の司法のあり方、ボコボコに警鐘を鳴らしたい

他業種にも蔓延する恐怖

終身雇用が当たり前の時代ならともかく、今は非正規雇用で働く人も多い。働く側がそうしてくれって言っているわけじゃなく、社会がそれしか受け入れない。そんな時代にこのような判決を下すと、他の業種にも波及し、個人請負という社会的な保証も残業手当も何もない雇用者をより一層、生み出してしまうのです。

現に運送業界でもこのような業務委託契約なんてのも増えていて、一個あたりいくらで契約をしたりする。人手不足と言いながら、安易な雇用を促進して雇用リスクを避けて使おうとする。人手不足を解消したいのなら高額な給料報酬と福利厚生を充実させて、タクシー業界のように雇用年齢の引き上げをすればもっと来ますよ。

そんな環境の中、私のいとこも業務委託として郵便局のゆうパックの配送で働いています。やった分だけの報酬になるのですが、昼間に在宅しているところってほとんどいないので、彼は午前中の配達を終えたら自宅に戻り休憩をするのです。そして、在宅の多い夕方からかなり遅くまで仕事をすると言っていました。

そうやって働いても、1日に配達を完了するのは100個もいかないらしいのです。1個あたり100円とか150円とかの手数料をかけると、12時間以上も働いて手にするのは1万円少々。時給に換算すると、最低な場合だと800円ぐらいにしかならない。

それでいて健康保険とかは自腹だし、交通費も出ない。そして何より恐ろしいのは、体調を崩して休めば無給なんです。

この仕組みと同様な働き方を原告の3人はやっていました。裁判官は判決事由の中で「相当強い統制を及ぼす」環境の元って認識しているけど、それって会社からの命令に背けないって事でしょ。なら、それは労働者じゃないの?と、彼らは訴えていたんですがね… ほんと、理解に苦しみます。

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