会館使用料とか、おかしな請求項目が多いと感じます

葬儀社の自社都合の極めと思う、会館使用料。一括でいくらとすればいいのに、細かな項目を設けて請求する。控え室使用料なんて、会館を利用する上で必要な部屋代でも請求するのですから。

会館使用料の根拠? 会館使用料の二重払いのからくり

葬儀を会館で行う時、「会館使用料」を支払うケースが多々出てきます。これって料金は各社別々ですが、健全な会館運営を行う観点から言えば、設備投資に対する回収項目としては無料ではなく、請求するべき料金項目ではあります。

自治会の集会所でも使用料を支払いますから、葬儀社の会館でも利用する際の請求は当然だと思いますが、ここで一つ問題が。お葬式を1件しかできない式場では問題ないのですが、同時に2件以上行える式場の場合、重複する項目を請求されている事があります。

例えば、式場使用料以外に「警備費・ガードマン料」などと称して、参列者などの車両誘導を目的として請求されるケースがありますが、同時に二件の葬儀が行える場合でも、大抵このような料金項目は喪家同士が請求上で重複します。

つまり、施行(請求)は二件しているのに車両警備・誘導の人員は一件分で両方まかなっているという事です。会館ベースでの「必要経費」ならば、二件なら半額か、もしくは会館使用料に含めばいいのですがそうはしない。もう1件分は「丸儲け」を狙ってますから。

項目を細かくし、ちょとずつ請求する

会館使用料として一括での料金設定ではなく、使う部屋によって料金を設けたりして細分化し、合計では高くなるのです。そもそも、会館を建設してからのランニングコストは弾き出しているけど、取れるなら、取ってしまえって考えが姑息なのです。

「控え室使用料」を請求する場合でも、会館を利用してもらう上では必要だから建設時にその部屋を設けている訳ですが、当然請求をしてくる。また、「霊安室使用料」にしても、自社の会館に引っ張り込む事で施行を流さない目的があり、そのための設備でも同様に請求する。

そもそも、車両を誘導するためのガードマンなり警備というのは、会館運営上かかる経費でありますし、設備や施設の形式上、安全確保のため必要ならば当該する事業者が負担する性質のものです。イケアやニトリでガードマン料金や施設経費なんてレシートに項目がないですし。

会館を建てたのは葬儀社の都合であって、それがいつも使われない、たまに使われると光熱費がかかる。減価償却もしていかないといけない。だから、たまに(しょっちゅうでも)使われる時には「売上になる項目」をいかにもって感じで設定して、消費者に説明する。

サービス料? サービスしてもらってませんが?

あと、寸志問題で各葬儀社が寸志を請求しなくなりました。代わりに「サービス料」なる名目で請求している会社もあります。祭壇の金額によってサービス料の額が変わる。高額な祭壇を注文される方なら、少々高いサービス料を請求してもいいだろうって感じですかね。

2万円~10万円ほど請求するようですが、何をもってのサービス料なのか意味不明です。サービスと言えば関西では値引き的なイメージですが、葬儀社としてはサービス=お客に満足を与える行動というイメージで、「貴方のために私たち葬儀社は尽くします」みたいな捉え方。

祭壇が大きくても小さくても無くても、葬儀を行う内容は同じなのです。なので、万一いただくならば同一料金でなければおかしいし、そもそも、サービス=ホスピタリティ(言葉の意味合いは違いますが)と考えるならば、その行為に対して請求するのはどうかと感じます。

ホスピタリティとして、もてなしを提供する使命(形なき商品)が元々存在しているのが葬祭業界であり、それが評価につながるなら本来は「無償」の物でしょう。だからサービス料を請求するなんて事はおかしいと感じるのです。

ちょこまかと、請求する

昔から葬儀社がする手法ですが、霊柩車・バスなどの乗り物費用を小口の領収証で先に精算を済ませる。供養返礼品・料理や飲食・献上された供花・供物のように増えると料金がかさむものなどを請求個数が確定した時点で「個別に分けて段階的に請求」するのです。

要は、これらが葬儀社の請求書に一括して載ってしまうと請求金額が膨れ上がり「すごい高いお葬式」だったと言われることを避けるためにするのです。

葬儀社にも言いたいところがあるとは思います。祭壇を含めた葬儀費用全てが80万円なのに、供花が200本出たがために請求金額が合計で300万円を超えてしまった。結果、「あそこで葬儀したら300万円ほど支払いました」なんて言われたらたまったもんじゃない。

費用を抑えた見積りなのに「えぇ~」ってなりますし、喪家は見栄を張って300万円かかった事を皆さんに言います。でも、これは喪家が負担する項目と、献上されたものを分けて請求すれば解消できるのですが、収入印紙をケチりたい&手間がかかる事を嫌がるのです。

自社都合を上手くすり替える葬儀社

だから、会館使用料にしても細分化と項目別請求にこだわるのです。しかも、自社の都合でコストがかかっているものでも、それらは遠慮なく請求項目に乗せて、自社都合を消費者都合にすり替えて費用項目を設定するという、「意味不明」な商品構成をなす事につながります。

葬儀屋さんの販売価格は仕入れから計算しますので、何でもかんでも経費で掘り込んできます。販売する担当者にしても矛盾を感じる事がある程なので、おかしいのは間違いないのですが、消費者には実態は見えません。

お葬式をされた事がある方は一度、請求書を見直してみてください。また、生前見積りを行った方は、項目ごとに細かな説明をきちんと受けるべきです。

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