大阪の公益社で遺体の取り違えが発生とな?!

大阪瓜破火葬場ホール
大阪瓜破火葬場ホール

公益社さんどうしたんですか?

燦ホールディングスの葬儀部門、公益社で遺体の取り違えが発生し、そのまま火葬された事件が起きた。朝日新聞デジタル3月10日の記事によると

【魚拓】遺体取り違え火葬、隠ぺい工作も 大阪の葬儀業者:朝日新聞デジタル
- 2016年3月11日 11:33 - ウェブ魚拓

問題があったのは、公益社の玉出営業所(同市西成区)にあるステラ事業所と呼ばれる施設で、ここは、大阪府警との契約で、身元不明や身寄りのない遺体を常時50~60体ほど預かっているという。ここで先に間違って火葬した分の帳尻を合わせるため別の遺体を火葬してごまかしたというのだ。

火葬だけのご遺体も、大きな葬儀をしてくれるご遺体も、扱いは同じではないんですか?

以前、大阪市内の火葬場における火葬時間のゴーデンタイム(11時入場から13時入場あたり)を先に取りたいため、こういった身元不明の方や身寄りのない方の遺体を使って火葬時間を押さえて、その後、大きな葬儀の故人と火葬時間を入れ替える業者が大阪市内にいるという記事を書きました。

現在は、火葬場からの遺体と火葬時間の変更についてうるさく言われる事から頻繁にやっているとは感じませんが、過去にやっていた業者があった事も事実です。

公益社さんがそのような事をしているとは思っていませんが、身元不明の方や身寄りのない方のご遺体を、自社の利益のために利用する姿勢はどうかという観点から申し上げると、今回の遺体取り違え後の処理の方法に同一の問題性があると感じます。

”問題が露呈するのを隠蔽するため他人を焼いてしまえ”なんて、すごい発想ですね。犯罪者心理と同じじゃないのかな。

社内調査で2014年にも同様の事件を起こしていた事が判明。どちらも今回の責任者が関与していた疑いがあるという。今回の件も含めて、社員が取り違えて火葬してしまった事をステラ事業所の責任者には報告したらしいが、そこから上司への、会社への報告はなかったらしい。

つじつまを合わせるために他の人を火葬し、火葬後にはその遺骨を身内に引き渡していたとの事を、心ある?(とは言えない。そもそも間違う事自体、ご法度だから)、良心?(間違った本人なのか、内部告発なのか不明)のある社員からその遺骨を引き取った方へ「他人の遺骨だ」との報告があり、発覚したという。

身寄りがないから大事にならないのか?

四人の役員報酬を2ヶ月間の10%減棒する事で、社内調査も終わりこの件は終了。

鈴江敏一・常務執行役員は「ご迷惑をおかけして申し訳ない。今後は再発防止策を講じる」と

今回の取違いは、河内長野警察から引き取った遺体で、公益社は河内長野市から再発防止策の徹底を求められたそうです。そして取り違えた遺骨については、引き取り人に正しい遺骨が渡るようにと要請したらしいが、こうなると、どれが本当の遺骨なのか信用できないでしょう。
DNA鑑定なんかもしなくて大丈夫なんでしょうか?

以前にも、公益社の関連業者が殺人事件を起こしてましたよね

関連会社といっても、公益社の歴史から見ると、1956年に公益社が林工芸株式会社(現 株式会社デフィ)を設立したのが始まりで、この株式会社デフィ(生花事業)を、2013年に株式会社公益社が吸収合併してその存在が見えにくくなった。

2010年、当時、この関連会社の株式会社デフィ常務執行役員を務めていた川上敏彦氏が、交際相手にあった同社の女性社員を殺し、東大阪市の同社事業所から遺体が見つかった事件もありましたが、結構、やばい事件を起こしますよね。

2010.05.19 IRニュース「弊社施設内での死体遺棄事件の発生について」

他に真面目に頑張って、将来の葬儀業界を引っ張っていくような方もいらっしゃるでしょうが、一部の社員や役員の起こした事件で全て同一目線でしばらくは見られますよね。

葬儀業界で死を扱うからといって、遺体を簡単に処理したり、命を奪ったりと、このどれもがいち個人の問題で終わってしまうんだろうが、そんな人間を採用して役員や責任者に任命する、その眼力は大丈夫ですか。

上場企業という事で株主に目が行きがちでしょうけど、もっと大切なところを見る眼力を養っていただいた方が、よろしいのではないかと…

消費者からも、葬儀業界全体でも、同じ話題をしばらくは言い続けられるでしょう。

第二、第三のネット起業家が狙ってますよ

そんなところへ、葬儀紹介業者の「小さなお葬式」や、話題のAmazonでお寺さん便を販売する「みんれび」のような、ネット起業家の”嗅覚”の鋭い連中が目をつけて、今度は警察や行政に営業に回り、「公益さんでは信用できないでしょう。今後は、私どもで身元不明の方や身寄りのない方専門のポータルサイトを作りましたから、そこで取引しましょう」なんてやられますよ。

公益社の今回の事件はあくまでも一例ですが、直葬専門業者、葬儀業者、葬儀関連業者の皆さん。もっと真剣に死に向き合って仕事をしましょうよ。現在の皆さんが取り組んでいる葬儀の方法や、考え方が次の世代に繋がれていくんですよ。

あなたも、あなたの大切な方もいずれ死ぬんです。そんな時に「会社の功労者だ。開祖だ」なんて社員から持ち上げられて、「でも、うちの会社、直葬を進めるから、社葬も直葬でいいよね。お寺さんもAmazonから頼んじゃえば」なんて、妙な形で歴史に名を残すのもあんまりカッコ良くない感じがするんだけどなぁ…

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