仏教とハイテクの融合で心を磨く中国、日本のIT屋さんはお寺さん紹介で五蘊を乱す

北京龙泉寺
北京龙泉寺

中国北京郊外にある龍泉寺という寺院が注目されている。ハイテクを駆使し、寺の繁栄を目指すために努力をした結果、今や、中国国内の名だたるIT起業家やエリートたちが癒しとインスピレーションを求めて参詣するという。日本の若者・IT起業家の持つ価値観と何が違うのか。

日本のIT起業家とは志が違うと感じた

今、中国で超ハイテクなお寺さんが注目を集めている。それは、10世紀に創建された北京郊外にある龍泉寺という寺院である。50年前には一度閉鎖に追い込まれ、近年、再興された際に寺の生き残りをかけて、優秀な研究者や技術者を僧侶として集めて寺院内のIT化を進めた。

結果、現在ではIT起業家だけでなく、北京大学や精華大学といった名門大学の学生や数学オリンピックの受賞者までもがインスピレーションと癒しを求め、自分探しのためにこぞって集まっているという。何が彼らを引き付けるのだろう。そして、日本ではこのような価値観は生まれてこないのだろうか。

龍泉寺はスンのようなIT業界の人間にとって、「聖地」のような場所だ。ここには中国スマホメーカー最大手の「小米」(シャオミ)や電子商取引の巨大企業「京東商城」(JD.com)など、名だたる有名企業の社員や若手IT起業家たちが集まる。

龍泉寺は10世紀に創建された由緒正しい寺院だが、1966年に始まった文化大革命によって閉鎖に追い込まれた。近年ようやく再建され、特にIT業界関係者の間で知名度を上げている。

彼らが龍泉寺に集まるのは、癒しを得るためだけではない。
実はこの寺院の僧侶の多くは現役のプログラマーや数学者で、修行しながら研究や開発をおこなっているのだ。

引用:COURRiER Japonより

前回の記事でも書いたが、今回の中国・龍泉寺の記事を目にして改めて感じた事は、やはり、理想が先なのか、お金が先なのか、また、その技術や知恵によって生まれる商品の根本には、大きなエネルギーの摂理に沿う、存在意義がなければダメなんじゃないかと。諸刃の剣と同じで、先進技術をどう使うかはその人間の心の有り様ではないのかと感じる。

それを知るきっかけになる場所が、仏教であっても、神道であっても、科学の不思議な部分であっても必要であり、そのきっかけを与える場所へ足を運ばせる日本の宗教界の努力がもっと必要なのかもしれない。仏道を進んでの悟りも然り、ビジネスにおける「これだ」もその高みは同じで、それを開くための時間と空間は必要だと思う。

『鎌倉自宅葬儀社』取材記事から裏を読む
面白法人カヤックが子会社として、鎌倉自宅葬儀社を設立し葬儀業界に参入している。この事業の経緯には何か匂いを感じていたのですが、今回、事業担当責任者の記事を読んで、その文字から裏事情を読んでみた。

モノは見る角度で変わってくるよね

中国の若者は、日々の激しい競争世界の中から一歩足を踏み出して自身を見つめ直し、己の存在意義を見つける事に喜びと生きる意味を感じ取っている。そして彼らは、その機縁を活かして先進技術と言われるものを活用し、歴史と文化を伝え残し、繁栄の道を探るべく、その研究のインスピレーションと心の平安を求めて、こぞってこの寺に集まっているのです。

日本にも優秀なIT起業家はたくさんいる。しかし、仏教に対して真摯に向き合っている中国の優秀な若者と違い、お寺さんを紹介しその利ざやを稼いでいる。歴史と文化をビジネスのネタにし、その最先端の技術を使っての言動はもの哀しい限りではないのだろうか。もしこれをベンチャー企業というなら、それらを支援する日本の仕組みは根本を間違っていると思う。

もし、彼らがお寺で心の安らぎを得る機会や瞬間があり、自分を見つめ直すきっかけになったとしたら、そこから何かのインスピレーションを得れるかもしれない。何かをしなければいけない衝動が自然と湧いてはくるのではないだろうか。いわゆる、発心というものを体現できる機会でもあるかもしれない。

その結果、彼らが持つ優秀な知恵と行動力によって、もっと多くの若者だけでなく、私たちにも有意義な情報を伝えるための策を講じているのではないか。お寺さん便に登録をせざるえない状況を鑑みて、仏教界だけでなく、多くの人の役に立つような商品や方法を生み出せたかもしれない。葬儀や宗教だけでなく、日々の生活に必要なモノを生み出せるかもしれない。

ひとえに、この寺の努力も見逃せない

同寺院のシュエチョン高僧は、仏教が生き残るためには、僧が寺院に閉じこもってお経を唱えるだけではなく、現代的なツールを活用した積極的な情報発信が必要だと考えた。

そこで優秀な研究者や技術者を僧侶として集めて寺院内のIT化を進め、ウェブカメラや指紋スキャナ、経典を読むためのiPadなどの最新設備を導入。古くから残された文献や貴重な資料も整理して、データベース化した。さらに、寺のウェブサイトや僧侶によるブログも開設。オンライン上には現在、龍泉寺のフォロワーが数万人いるという。

引用:COURRiER Japonより

日本でもSNSやブログなどを通じて情報発信を行っている方もいる。また、様々な活動を通じて仏教を伝えよう、触れていただこうと努力をされている。今回の中国の例は特殊かもしれないが、私は、仏教界とIT起業家が共にふれあい、お互いを認め合える関係性を構築する術が必要なのではないかと感じています。

お布施はこうあるべきではないですが、「仏教はこうあるべき」では難しすぎて、私たちには別の世界の出来事のように感じます。教義の意義や歴史も学ぶ必要はあると思うのですが、もっと神さん、仏さんは寛容なんじゃないかと。いち人間の思想の範疇ではあまりにも狭いものになってしまわないのかと。智慧とはもっと大きなものではないかなと感じるのです。

寛容さはどのお寺様もお持ちだと思うのですが、その寛容さをもってAmazonお寺さん便の問題にしても、声明文を出す、販売中止の抗議文を出すのではなく、なぜ足を運んで、みんれびの社長や他の葬儀紹介業者と直接会わず話し合わないのか。理解を求めるなら、非難するより、協力をしてくれないかと歩み寄る姿勢が必要なんじゃないかなと。

君たちの力を貸してくれ。現状の仏教界はこんな状況だ。なんて、まだ足元に火が付いていないから高みの見物みたいな対応になるのかな。組織が一本化していなくて、個々の本山の問題なんて言っているうちに、衆生は他人事のように離れていってしまう。なら、本山は必死に考えているのかと言えば、これも見えてこない。世間ではこの件自体が終わった感もあります。

名人と呼ばれる生き方を追求してみてはどうか

もちろん、日本のIT起業家にも奮起を期待したいし、もっと、人として生まれた意義を探っていただきたいと老婆心ながら感じます。せっかく優秀な頭脳を持ち、時代の寵児ともてはやされるほどの技量を持つ方々です。その使い方を間違えれば、己の欲望を満たすだけで人生を終えてしまうかもしれない。葬儀やお寺さんを紹介する事があなたの夢だったんですか?

名刀を操れるのは名人だけですし、名刀を作り出すのもまた名人。その道を極めた方には、仏教で言うところの悟りと同じ境地が存在すると私は思っています。IT技術も極めれば国さえ動かせる、滅ぼすことも可能なほどの力を持っています。その使い方が、名人には感じることができるであろう真理や自然界の摂理と言われるものに沿っているのだろうか。

彼らには、彼らの理屈があるでしょうし、日本の経済を一部支えている事も事実です。競争世界の中で生き抜いていくためには、時には便所に落ちた汚いお金でも掴む勇気も必要かもしれない。そのために商品として葬儀を、お寺さん紹介を選んだのなら、その根本には何が存在するのだろう。誰にもわからないけど、それは本当に正しい事なんだろうか。

今回の中国の若者と比較すること自体間違っているかもしれないですが、国民性の違いではなく、人としてこの時代に生きる事は同じだと思うし、その観点から見て、何が自分の人生にとって有意義なのかを足を止めて考える事は必要だと思う。大きな可能性を秘めている彼らが、自分や家族だけでなく、もっと多くの人に幸せを与えることができる人だと思うから。

ネットでの情報発信が大きな影響を持つ時代だし、これからもっと多くの人が、ネットを通じて簡単に情報を得る時代になります。何気なく発信したあなたの名刀の一振りが、人を幸せにもできるし、不幸な人を生んでいるかもしれない。それほど、振り回すには、より一層の心技体の崇高さが必要な時代なんだと、中国の彼らを伝え聞いて感じます。

チンケな商売辞めてみる勇気はあるかい

そろそろ、チンケな葬儀紹介、お寺さん紹介なんて事業は、ダイエーの中内功氏の時代から葬儀をやりたいって言ってたし、そのDNAを引き継いでいるイオンさんに任せといてもっとでかいことやりませんか。ここは、登録葬儀社の中で潰れるところが出てきたら、引き取って葬儀施行をやるんじゃないかと見ていますから、今後、トップを取る可能性はアリです。

大手互助会に買収されたという小さなお葬式さん。自分の思い通りの商売はできてますか? Amazonお寺さん便で話題作りをやってトップを狙っていたみんれびさん。このジャンル、これから先は、葬儀紹介の傍ら、葬儀施行自体をやって全国を取るぐらいの勢いと資金力が必要になりますよ。ティアさんですらなかなか全国制覇できないんですけど、資金大丈夫ですか?

その他、これまでにも、これからも葬儀の紹介事業をやろうって思っている皆さんも、葬儀の施行自体をやってもそんなに面白くない商売ですよ。地域限定でゆとりを持った自宅葬なんて言ってもこれまでの葬儀屋と一緒ですよ。もし世間に受けたら一発でパクられて、他で同業者がウジャウジャ出てきますから、その地域以外には需要なんてないし、一回ポッキリで終了。

大きなエネルギーの摂理に沿った事業ってどうですか

なので皆さん。ビジネスモデルの手法を変えて、二番煎じばかりやっていても面白くないでしょ。新しくビルを建てるためには、古いビルは壊さないと建設できませんよ。いっそのこと、このシステムをぶっ潰すアイテムを開発して、このジャンルを消し去るぐらいの勢いで新しい価値観を創造しませんか。そうすれば買収先も納得してくれるでしょう、小さなお葬式さん。

もちろんIT起業家の皆さんには、悟りの境地を得る努力を多いにしていただいて、それを根底にした理念と生き様を実践してくださいね。

あっ、言い忘れましたが、お寺さんもITを活用するために優秀な大学に出向いて求職活動も必要ですよ。もしくは、仏教系の大学のレベルをもっと上げちゃいます?

それと、維持管理は個々の責任だ何て硬いこと言ってないで、本山と宗門の皆さんの風通しを良くして、末寺の生の声を聞いて欲しいですし、全日仏の組織編成や理念も仕切り直して、仏教界全体でIT関係の皆さんとも仲良くしてくださいね。

【魚拓】ロボット僧開発の龍泉寺、ハイテク人材が集うその秘密に迫る--人民網日本語版--人民日報
- 2016年9月24日 09:19 - ウェブ魚拓
【魚拓】僧侶は現役プログラマーからロボットまで! 中国のIT起業家たちが癒しを求めて集う「超ハイテク仏教寺院」 | クーリエ・ジャポン
- 2016年9月24日 04:46 - ウェブ魚拓

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