まぁ、確かに家族で行うから家族葬とは言うけど、火葬のみを「家族葬19.3万円」はあかんやろと思う

何事にもルールはあると思う。商売にも商法という決まりがあり、消費者保護は勿論の事、商売人同士を守る意味もある。そして、それは商売を行う上で最低限のモラルでもあると、私は思います。

葬儀社側には葬儀における決まりごとはないけど

以前から言ってきた事ですが、葬儀には葬送儀礼を行う上での信教上の決まり事はありますが、葬儀社側の設営や進行上で見る限り絶対こうでないとダメという事はありません。

例えば、祭壇を様々な素材でどのように飾ろうが、これは葬儀の演出・創作の部分なので関係ない訳です。白木の祭壇と言いますが、極論で言えばこれが鉄製であれ紙製であれ問題はないという事です。

なので最近では花祭壇が主流となっていますが、これは平たく言うと白木の祭壇では「お金を取れない」からそうなっているだけです。そもそも祭壇は葬儀屋が作り出したものですし、寺院の内陣を模して創作した「貸し出し葬具」な訳ですから、あくまでも利益を得るための商品として受けが良くお金が取れるなら何でもありなのです。

葬儀は、ご本尊さまと五具足があればできるんです

ただ、仏式の葬儀に必要な五具足(花瓶・燭台・香炉)は、祭壇に使用される事も少なくなっています。また葬儀組が機能していた時代には、その葬儀に供え、葬列にも使用する紙で作るシカ(四花、紙華、四ヶ華、死花)や天蓋なども村総出で作成をしていた訳ですが、これらも用意せず使用しなくなっています。

地方によりこれらの使い方は違うけど、現在の葬儀社ではこれらは端折ってしまっています。なぜ? 葬儀屋から見ればこまごまとした葬具を置いたところでお金にならないし、手間がかかるし、流行ってないし、お寺さんもうるさく言わないし、遺族もその必要性と重要性をよく知らないし、となっているからです。

本来、儀礼を重んじないといけない立場の端っこにいる葬儀社が、ここだけは大切にしていかないといけないのですが葬儀社の人間でもその使い方や意味を知らない。今や葬儀はイベントですから、見た目がより綺麗で華やかで目新しいものがウケる訳です。

確かに葬儀のやり方は自由です

そして、葬儀は各地方によりやり方は様々ですから、ところによっては通夜に導師が来ない地域もあります。臨終での読経や法義が大切な訳で、通夜は講が御詠歌をあげ、遺族が夜通し故人と過ごすのです。そして葬儀に導師が改めて来て読経を行うか、故人をお寺などへ移送し葬儀を行う事もあります。

だからと言って通夜を無くした一日葬を堂々と販売する葬儀紹介業者、いわゆるブローカー達のやり方は間違っているのですよ。彼らの商品構成ではこの通夜安置の場所が葬儀会館だった場合、同席を許さない業者も多いのです。

そうなると故人と一緒に過ごす通夜の本義が無くなってしまう。そして何より通夜は「式」ではないので、通夜式と言う言葉を用いるのは大きな間違いです。

なので、間違った表現方法はダメと思う

そして今回のキモは、アフリエイト広告で出てくる小さなお葬式の宣伝内容の表現がどうなのかなと思ったのです。確かに火葬式や直葬であっても家族で行う訳ですから「家族葬」と表現している事に間違いはありません。なぜなら葬儀業者の販売する葬具・葬儀である以上、それをどう表現しようが問題はありません。

しかし、自サイト上では「小さな火葬式」と「小さな一日葬」と商標登録までして表現し、使い分けている訳ですから、ここは19.3万円の葬儀を宣伝するなら「小さな火葬式」として正式な内容を表示するべきだと思います。

でないと、消費者が間違った表現に誘導され、家族葬で検索している人が値段に「引っかかって」しまうのです。

あっ、そうか、それを狙っているのかもしれなかったですね。
申し訳ない。老婆心の独り言でした。

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