『北海道ベルコ裁判』北海道労働委員会の救済命令による訴訟への影響はいかに | 直葬は、間違ってます by 三日坊主

『北海道ベルコ裁判』北海道労働委員会の救済命令による訴訟への影響はいかに

お上の命令の重さ

北海道労働委員会から、さる6月13日に「平成27年道委不第7号 ベルコ不当労働行為事件 命令書」が発令されました。立場上は、都道府県の機関となる道労働委が出した結論ですが、この命令は厚生労働省でも告知されます。つまり、行政より「あんたのところの行為、正しなさいよ」と言われたのです。

北海道労働委員会 最近の命令 | 労働委員会事務局総務審査課

出ている事は知っていたけど、その後の動きがないので、それじゃ、ちょっと文句を言わせてもらおうかと書いています。

労働委員会とは

1 労働委員会の概要

 労働委員会とは、労働者が団結することを擁護し、労働関係の公正な調整を図ることを目的として、労働組合法に基づき設置された機関で、
[1]中央労働委員会(国の機関)
[2]都道府県労働委員会(都道府県の機関)
の2種類が置かれています。
 労働委員会は、公益を代表する委員(公益委員)、労働者を代表する委員(労働者委員)、使用者を代表する委員(使用者委員)のそれぞれ同数によって組織されています。

2 労働委員会の機能

 労働委員会では、労働組合法及び労働関係調整法等に基づき、労働組合と使用者との間の集団的労使紛争を簡易迅速にかつ的確に解決するため、次のような事務を行っています。
[1]労働争議の調整(あっせん、調停及び仲裁)
[2]不当労働行為事件の審査
[3]労働組合の資格審査

 また、労働委員会では、個別労働紛争解決のあっせんも行っています(東京都、兵庫県、福岡県を除く、44労働委員会)。中央労働委員会では、労働委員会への助言等を行っています。

厚生労働省ホームページより引用

労働委員会とは、労使共にお国のために労働環境を守りながらせっせと働いてもらい、生産性と利益を追求し、国益を損なわない、国力を衰退させないための環境を管理・維持するために国が所管する行政機関と私は認識しています。

基本的に働くという事は様々なモノを作り出す行為であって、それを国内外に売ることによって得る利益が税収につながるわけですし、その規模によっての経済力が国益であり、国力です。

優秀な人材があってこそ世界的な競争にも打ち勝ち、先進国として経済でも力を発揮できる国の根元に関わる事です。そんな労働者を気持ちよく働かせず、雇用者が利益を貪るような組織は国にとって迷惑な存在なのです。

「この国に真面目に働かない悪い奴らはいね〜か。我が国の大切な労働者を無下に扱っている奴らはいね〜か」と、監視しているようなもので、三権分立という立場から強制はできないけど現代版の奉行所のような存在であり、労働における番人です。

さてさて、原告と裁判官は、お奉行から向けられた矢にどう立ち向かうのでしょうか

米作りが主だった時代で言えば、庄屋が小作人を使って米を作り、その対価として僅かばかりの食料を与える。与え過ぎれば生産性は上がるかもしれないけど、決められた年貢が収められなくなり、庄屋の取り分も少なくなる。

かと言って、水飲み百姓と言われたような環境に小作人を置けば、米作りに大きく影響し出来高が減る。

なので、共に気持ちよく働いて年貢をたくさん献上して貰えるよう、基本的には弱者である労働者からの申し立てによってお奉行様が「これこれ、お前さんもう少し働く人を大切にしないと、もっときつい年貢を申し付けるぞ」というような存在と、労働委員会を個人的な認識でそう思っています。

そんな組織が、ベルコ裁判に影響が出そうな命令書を発行しました。命令に違反すれば罰則も伴う行政処分を喰らうというのは企業にとってもイメージのいいものではないし、「俺たちの立場を守れ」という弱者にとっては、いわばお墨付きを与えるようなものですから心強い。

後は、担当裁判官がこの事件をどのように捉えるかにかかっています。判例に沿って結審するのか。それとも勇気を持って新たな価値観を見出すのか。その結果によって、この国の未来は変わるのではないでしょうか。

お奉行の時代には判決も兼ねていたけど、今は、三権分立の原則の元、それぞれ独立した価値観の元に物事を捉える時代。遠山の金さんのような裁判官なら、国民の苦しさもわかってくれそうなものだけど、そんな裁判官っていないもんねぇ。

なので、今の所、勝負は五分五分ってところですか。

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