『北海道ベルコ労働裁判 原告の訴えを却下』やはりね… | ページ 3 | 直葬は、間違ってます by 三日坊主

『北海道ベルコ労働裁判 原告の訴えを却下』やはりね…

う〜ん、司法には理解できない雇用労働形態なのでしょう

今回のケース、ベルコと業務委託契約を結ぶ支部長が雇用した人員の存在は、支部長の責任下にあり、指示・監督においてもその責任は雇用主である支部長に存在すると判断したのです。

要は、『ベルコ → 支部長 → 原告』もしくは、『ベルコ → 原告』という流れで指示があったのじゃないかではなく、

『支部長 → 原告』というのが裁判長に見えている景色なんです。

ま、確かに原告を直接雇用していたのは当時の支部長ですが、その支部長との契約をいとも簡単に打ち切ることができるのもこの個人請負の恐ろしいところです。

仮に、今回の原告が支部長であったとして、裁判長が言う所の上の部分『ベルコ → 支部長』で、雇用関係じゃないかと争ったとしてもおそらく同様の判断しか下りないでしょうね。

原告も支部長も実態は働く人、即ち従業員なのですが、業務を委託する契約を結んだ人々はベルコとはビジネスパートナーの関係であり、直接の雇用関係ではないとしか書面上では判断できないのです。そういう風に構築されているのです。

支部長は冠婚葬祭業務を行う下請け業者であり、そこで働く人は支部長が雇用した人間。その求人の費用を本社が出したとしても、雇用者の素性を知るために履歴書を提出させたとしても、業務における指示を本社が出しても、資金面は下請けに対する支援だし、指示は品質を守るための業務遂行上のルールを伝えただけなんです。

北海道の原告が大阪の本社に出入りしようが、研修という名目の元、自費で国内・海外の旅行に強制参加させられようが、おせちやパーティー券を購入させられ、その費用を本社の名義で振り込み代行する報酬から差引かれようが、全ては発注元と下請けという両者の関係を友好に保つため支部長の従業員が行った自発的な行為でしかないと言う事です。

そして、支部長は契約を解除されたため、原告の働く会社・場所が無くなったので職を失っただけで、その責任は原告を雇用した支部長にあり、訴えるなら解雇通知もしないで原告を路頭に迷わせた支部長にしろよ。ってのがベルコ側の言い分で、裁判長も「そだねー」ときた訳です。

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コメント

  1. 政策公庫に起業を支援してもらえないものより より:

    この国は資本力のある組織が、人間を物のように使うことを何とも感じなくなってるように思えてなりません。
    裁判所の決定にも最近は目に余るものが多くなってきた感を覚えます。
    公務員の障がい者雇用率の改ざんも、民間企業には厳しくいいながら…はぁ…この国は堕ちたか…。
    公務員の非正規割合も高いし、天下り先の非生産性組織も数多あって、税金や更新手数料など、庶民は吸い上げまくりの仕組みに何も疑問を持たない…。
    もう、全て見直さないと、自殺者や犯罪が増えるのじゃないかと心配です。
    北海道のブラックアウトは、仕方なかったことなのか?
    大企業の社会的責任も蓋をされて、原発稼働の議論にすり替え、企業利益優先を、電力不足を人質にする…
    この先の地球や、人の生き方を考えた議論に、時間と税金を使って頂きたいものです。

    • 三日坊主 より:

      コメントありがとうございます。

      古くから日本の仕組みは、一部の権力者と多くの多くの弱者の犠牲の上に成り立ってきたと思います。
      これは、先進国となった今の日本も変わらないと感じていますし、そして現在は企業という、なにやら公共的なモノとしてそれは存在していると思います。

      それでも昭和の時代までは親子というか、一家のような感覚が残っていたと思うのですが、悲しいかな今は経済というお題目のもと、自己実現を果たした者が勝ちであり、その価値観の上で死に物狂いで生きていかないといけない日本ってどうなのかなと感じます。

      年収を増やせば増やすほど幸福感は減っていく。家庭・自己・ゆとりなど、何かを犠牲にしないとその収入を得ることは不可能な価値観って、人として本当に幸せなのかなとも思う、今日この頃でございます。

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