『葬儀という仕事はバカでもできる』互助会の罪とは? | ページ 3 | 直葬は、間違ってます by 三日坊主

『葬儀という仕事はバカでもできる』互助会の罪とは?

確かに金儲けの仕事だけど、それ以上に何かがあると私は思うんですけどね

とまあ、このような人でも喪家から見ればプロ級の葬儀担当者な訳です。契約を取るためにとパチもんの親身でお世話してくれるけど、応用も機転もブレーキをかけたままですから機能しない。人間性と能力に問題がある人物なので言葉に真実味がない。なので喪家の心に響かないんです。

逆に葬儀を知っているからと、喪家をバカにしたような態度を取るのは大きな間違いだけど、それに成長するのは彼らしかいないのです。対人能力、創作能力、営業能力、施行技術、そして儀式進行のための宗教や宗派に関する知識もなければ担当できなかった時代に育った人間は、恐ろしくてそんな真似はできない。

己を知るというか、己が携わっている忌み仕事の真理を理解すれば、謙虚に人に尽くす事に喜びと使命を感じるはずなんだけど全く関係ないのです。あるのは目の前にいる契約者となる可能性が高いターゲットにどうやって食らいつくかしか考えていない。仕留めれば金になる。だから親身な風にお世話に従事するだけなんですよ。

会社が売れと指示を出している商品や、販売率を上げろと言われている商品を売るための能力がないため、遺体保全の為にとか適当な嘘までついて、説明を十分せずに自動書記のように見積書に単価と個数を記入していくやつ。

祭壇は100万円からです。なんて事をシラーと言い切り、じゃ、この会員証についている祭壇は?と理解に苦しむ喪家を置き去りにして話は進んでいく。

棺はこの10万円の物を皆さん使っておられます。火葬場で横に並んだ時に違いが分かりますよ。なんて、辱めを売り言葉にして自分の売り上げを上げようとする。

こんな人間が3ヶ月もあれば育つのです。もし、良心というか探究心がそこにあれば、自分に不足するものを学びと経験で成長というものに変えて、喪家の心理を理解した仕事ができると思うのです。

もっと分かりやすく言えば、相手を読み切って、お金を使いたい方からはたくさんいただいて、使えない方には無理をしない事です。その相手を読みきれないから、誰でも彼でも売りつけてしまう。売るなら売るで、自分の信念がなけりゃ売っちゃダメなんです。そして、その商品価値に見合ったサービスを提供しないといけない。ダラダラやっとったらあかんの。

本当に必要なものなら遠慮なく自信を持って売るべきなんです。お金を出す方が欲しいと思われる説得力が言動に必要なんです。それが利益を求める上での葬儀の仕事の部分であり、それを理解して、そのための世界観を持って、お金を支払える方の背中を押すのが売る仕事で、無理やり売りつけるのはバカがする仕事です。

そんな風に、全ては虚像の上に成り立った仕事は罪なんです。そして、そんな人間を育てる環境も罪なんですよ。バックボーンに何も持たない人がいっちょまえな事をしてはいかんのです。

これが互助会の罪です。

次回、『だから葬儀の仕事はバカでもできるんです』

『葬儀という仕事はバカでもできる』のまとめ
私は、サイトの普及がこれほどまでに葬儀の形態を変化(劣化)させてしまうとは想像できませんでした。安易な情報の発進と利用は弔う行為への畏怖すら端折ってしまい、ネット・SNSの二次元的なアプローチの軽さが故に儀礼そのものも軽薄化しているのはこれまでの経緯を見ても明らかです。
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